くろごまさんぽ

くろごまは躁うつと上手くお付き合いしたいのです。躁うつ病の日常ブログ。

強くありたかった。

私が発病した理由の半分は、過去の職場環境と仕事の負荷でした。

当時の職場は、新しい分野に参画していました。
簡潔に言うと、とある企業の中で派遣が行っていた仕事の窓口を集約して一部署とするために、子会社である私の在籍する会社がそのプロジェクトを請負っていました。
その為に古株の派遣を我が社に契約切替をしていく途中。
私はそこに転職をし、古株の派遣を部下とする社員の立場でした。

私はそこで派遣の女性からイジメに遭いました。

無視、業務放棄、トラブル対応の押し付け…。
きっと新参者の年下から指示を受けるのが気に入らなかったのではないかと思います。

私にも社員としての立場と意地があったので、耐え続けました。
でも、顔は引きつり笑いまでは出来ても体は正直でした。

過眠→胃腸をやられる→じんましん→ストレス性の痔→目眩に嘔吐。
最後は起き上がれなくなりました。
体って、ちゃんと徐々にシグナルを出してくるんですね。
他人事のように感心してたなぁ。
30過ぎて年齢的にも体力が落ちてきていたしと、ストレスなんかじゃない!と自分に言い聞かせていたのが仇となってしまいました。

そこから休職に入り、3ヶ月寝込む事となるのですが、この時の記憶が殆どないのです。
多分、脳が記憶に蓋をしてくれたのでしょう。
唯一覚えてるのは、ひたすら寝て、何も感じない心だったということだけです。

今でもそのメンバーの名前を聞くと心がザワザワします。
幼少期にはイジメから遠い存在だっただけに、大人になってからの傷はなかなか癒えませんね。

今の私なら、どう対応出来るだろうと思う事があります。
多分、毅然とした態度で、悪者になろうが陰口を叩かれようが、社会の順列に則った態度をする気がします。
私には、厳しさが足りなかった。
いい顔をして振り回されてるだけでしたから。

やり遂げたかった仕事と居続けたかった会社。
努力してやっと得た転職でしたが、退職せざるを得なくなり去りました。
悔しい。
今でも悔しい。
奴らにも、自分にも。

躁うつ病という完治しない病気を背負ってしまい、周りにも迷惑や心配をかけました。
今の私に出来るのは、穏やかな心を持って人に優しくすること。
唯一の不幸中の幸いは、人の痛みを知ることが出来たことです。
だから、一呼吸おいて人に接するようになれてきたかな?と思ってます。

これもまた人生、かな。
そう、思おう。
後は、決して奴らと同じ行為だけはするまい。
その為にも、強くなりたいです。