くろごまさんぽ

くろごまは躁うつと上手くお付き合いしたいのです。躁うつ病の日常ブログ。

いい顔するのは辛い。

いい顔しぃ。
カッコつけ。
どちらも自分を偽り大きく良く見せる事。
それにはパワー消費を伴います。
病気を発症して以来、私にはそれをするのが簡単に出来なくなりました。
ありのままでないと、生きられないのです。
だから、自分のプライベートの人間関係は、ありのままを受け入れてくれる人としか付き合わなくなりました。

些細なひとつの例ですが。
うちの夫婦は2人とも喫煙者。
しかし、義実家の親戚の集まりでは、タバコが吸えません。
というのも、皆がかなりの嫌煙家。
相方は10代からタバコを吸っているくせに、それをずっと隠しています。
そのとばっちりで、私も隠さざるを得なくなりました。
一度、義姉に相方がタバコを吸っていることを私がバラしてしまい、何故か義姉に嫌味を言われた結果、口を滑らした事をかなりの勢いで相方に責められました。
それ以来、義実家達と会う時には、タバコの匂いを消すためにシャワーを浴びて歯を磨いてからでないといけないのです。

その一件が私にはかなりのインパクトとストレスを与えました。
私の病気は義実家にはオープンにしているけれど、タバコひとつの例をきっかけに、義実家の面々とうまく会話が出来なくなりました。
会話の何かの拍子に、それがバレてしまうのではないか。
そしてまた、それを相方に責められるのではないか。

相方との夫婦生活は長く、発症の原因のひとつに相方の存在と関係があったせいもあります。
(それはまた追い追い語るとして…。)

タバコを吸う事で、親達に余計な心配をかけたくない、嫌味を言われたくないという相方の言い分に付き合わされることで、何事もオープンに生きたい私の生き方を曲げざるを得なくなっています。
彼が親に心配かけたくない「気持ち」は、わかるんですけどね…。

別にいい顔しなくたっていいのに。
心配をかけあうのは、親族なら他にもお互い様で色々とある。
タバコひとつで、何故そこまで制約を受けなきゃいけないのだ?
私は愛煙家。
依存性と言われればそれまでだけれど、緊張やストレスを受けた時の即効性のある頓服となり得るのです。
リーゼやソラナックスよりも。
義務を果たした社会生活を送ってるのに、何故マナーを守った喫煙が制約されるのだ、と。

我慢くらいできないの?とか、色んな意見はあるかもしれません。
といっても、勿論子供の前では吸いません。
彼らには、タバコの良し悪しは分からないから。
でも、最低限、自分が守れる事以外を守り、それ以外は自分を守ることに精一杯な私。
何故、法律もマナーも守った行動をああまで責められ強いられるのか、わからない。

すいません。
例えが身内の問題を吐き出してるだけになっていますね。
論点がすり替わってしまってますね…。

カッコつけ。
病気じゃなきゃ、普通にできてた。
苦でもなく、出来てた。
多分元々の気質なんだろう。
どんな人数の飲み会でも段取りしセッティング。
仕事では仲間の悩みを聞き、人間関係情報を元に根回しをし、相手に良い嘘をつき、みんながストレス少なく仕事を回せるようにしてきた。
いつもおしゃれに気を遣い、クールを装ってた。
それが出来る自分に、少なからず酔ってた。
そうなり続けたかったけど、もう無理。

ありのままの自分、裏表のない自分を少しずつ出せるようになってから、こんなに生きるのが楽で今の自分に合ってると思えるようになれました。
ただひとつ、ありのまま生きるためのルールを自分に課しました。
自分が出来る範囲の思いやりだけは、忘れないこと。
それだけは、無くしちゃいけないと思えるので。
躁の時は色々と走り続けてしまうので、なかなか出来ていないかもしれないけれど、どこかで気を付けておきたいところです。
それもブレーキのひとつになるかもしれないから、ね。

出来ることなら、仕事でもありのままでいたい。
難しいけど。
でも、オープンにしてしまった今は、もう開放してもいいかな…。